原発の電気は高かった


立命館の大島堅一教授が、電力各社の「有価証券報告書総覧」を基礎に電源別費用を算定

費用は、下記の3点です。
1.発電に直接要する費用(燃料費、減価償却費、保守費用等)
2.バックエンド費用(使用済燃料再処理費用、放射性廃棄物処分費用、廃炉費用)
3.国家からの資金投入(財政支出:開発費用、立地費用)

*事故の場合の被害額、被害補償額は含まれていません。

一番高いのは揚水ですが、これは、夜間などの電力需要の少ない時間帯に原発から余剰電力の供給を受け、下部貯水池(下池)から上部貯水池(上池)へ水を汲み上げておき、電力需要が大きくなる時間帯に上池から下池へ水を導き落とすことで発電する水力発電方式です。
原発は細かい出力の調整ができないので、夜間に発生する電力を有効に使うために作られました。原発のためにある発電方法です。
この2つをあわせた、(原子力+揚水)がもっとも単価の高い発電方法となっています。


[出典]立命館大学国際関係学部 大島堅一氏

小出氏が説明している動画 (01:06:00くらいから)

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