「がんで死ぬ確率0.5%」の100mSvは生涯累計値 |
致死がん(がんで亡くなる)のリスクをICRPは100mSvで0.5%、ECRRは1%としています。 しかも、この100mSvは年間ではなく、生涯の累積なのです。 つまり年間に20mSvという設定の場合は、5年で累積が100mSvとなります。 また、非致死がんのリスクは、100mSv浴びるとICRPで1%、ECRRで2%としています。 小学校の6年間で、年間で外部被ばくを10mSv、内部被ばくを10mSvの合計20mSvを浴びるとすると、致死がんのリスクは、ICRPで0.6%、ECRRで1.2%となります。 「オックスフォード小児がん調査」からは「15 歳までの子どもでは発がん率が40%増加する」ことが示されています。 これを踏まえて計算すると、小学校の6年間での致死がんのリスクは、ICRPで0.84%、ECRRで1.68%となります。 非致死がんのリスクを計算すると、ICRPでは1.68%、ECRRで3.36%です。 小学校6年生の1クラスに1人が、がんに罹っている確率です。 決して、低いリスクとは思えません。
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【参考】 | いるかちゃん 〜 子どもを守れ@福島市 |
【出典】 | ECRR(欧州放射線リスク委員会)2010年勧告(第6章〜9章) 米国科学アカデミーBEIR委員会報告書(BEIR VII報告書)「要約」 |