「がん」だけではない放射線被曝のリスク


放射線被曝のリスクは、がんだけではありません。
ごく一般的な病気の発生率が増加することが示されています。


1985年から90年にかけて,1232人の原爆被爆者を調べた結果です。
「腰痛は3.6倍,高血圧は1.7倍,目の病気は5倍,神経痛と筋肉リウマチは4.7倍に増えており,胃痛・胃炎などでも同じ傾向です」

日本の原爆被爆生存者と一般住民の罹病率と比較(%)


上記以外にも、原爆被爆者、原発労働者、劣化ウラン弾被害者、劣化ウラン弾を使用した米軍兵士などが発病したといわれている「ぶらぶら病」があります。「体力、抵抗力が弱る」「疲れやすい」「身体がだるい」「根気がない」などを訴え、人並みに働くことが困難となります。


【出典】 チェルノブイリ原発事故:国際原子力共同体の危機
(Katsumi Furitsu. The Japanese Experience at Hiroshima and Nagasaki. Materials of the Session of the Permanent People's Tribunal "Chernobyl. Environmental Health and Human Rights Implications" held in Vienna, Austria, 12-15 April 1996, pp. 155-158.)



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